また行きたい知床トレッキングツアー。

知床五湖を探索するには、二つの選択肢があります。
ひとつは自由に歩くことができる”高架木道”という往復1.6kmのコース。歩きやすいし見晴らしも良いし、一湖まで続くその道すがらに展望スペースがいくつかあり、知床連山を楽しむことができます。もうひとつは、”地上遊歩道”という知床五湖を全て巡ることができ、小ループ1.6km、大ループ3.0kmのコースになりますが、こちらは知床を知り尽くしたガイドさんと一緒でないといけないコースです。なぜならば…熊がいるからですね。

高架木道は地面から高い位置に木道がありますし、電流も流れているので安全なのですが、地上歩道は知床の大自然そのものなのでガイドさんがいなければいざという時に事件になります。私は、この二つの選択肢があることを知らずに、自分たちの好きな時間帯にゆっくり写真撮りながら周遊できればいいなぁと思っていました。あぶないあぶない。写真を撮りたいし、どうせなら知床の自然を満喫しながら五湖全て巡りたいと思い、天候や服装など調べていたらガイドさんの予約の件に気がつきました。よくよく考えてみれば、そうですよね、熊いますから。

私たちは、以前テレビでお見かけしたことのある『知床ネイチャーオフィス』さんにツアーの依頼をしました。

出発の前にまずは知床五湖フィールドハウスで注意事項などレクチャーを受けます。高架木道を利用する方はここのフィールドハウスまで自家用車で上がってくることができます。

熊に出会ったときの注意事項のビデオを観て学んでからいざスタートです。
ただ、この日はちょっと不安だったんですよね。熊さん情報見ているとなかなかの出没率。フィールフォハウスでも施設の人たちが随時無線で連絡取りながら、何時何分にどこに現れてどの方向へ移動したかをメモっていました。ここまでやっていてくれるのであれば安心感はありますね。ツアーに同行してくれるガイドさんも無線で連絡を取るようです。
スタートして20mで一旦止まります。ガイドさんが他のグループの状況を確認しているようです。ふと、見上げるとクマゲラのような鳥が木をトントンつついていました。歩きはじめてこんな鳥見れるなんてラッキーだなぁなんて思いながら、持ってきていた200-500mmの望遠レンズのことなんか忘れて見とれてしまいました。安全が確保されたということで、進行再開です。さっきから大きな葉の植物があるなぁと思っていたら、それはミズバショウの葉なんだそうです。私たちがイメージするミズバショウは手のひらサイズですが、ここで見かけた大きな葉はバナナの葉のように大きなものでした。

そんなこんで歩きながら熊についてお話聞いたり、植物についてお話を聞いいたりすること10分。事態は急変しました。前の前を歩いているグループがどうやら熊に遭遇したようで、熊さんも食べ物に夢中で人間が近くにいても御構い無しなご様子。この状態だと、熊さんと人間の距離が近すぎるということで「撤退!」が決定されました。スタートして10分ですし、私たちが熊に出くわしたわけではないので、なかなか悔しい思いもありますが、ここは知床の大自然。私たちの方がきちんと判断しなければなりません。ガイドさん冷静な判断に身を委ねるしかないのです。
「この知床ツアーを楽しみに北海道まで来たのに!」という思いはみんな同じです。ですが、大人なので大人しく撤退。

撤退した場合はどうするの?

悔しいですが撤退や中止という判断になった場合ですが、時間によって代替ツアーを検討してくれるそうです。運が良ければ違う時間帯や別日のツアーに予約変更してもらうことができるようですが、人気のツアーなので空きがあることも少ないようです。その場合は、近くの滝を案内してくれたり、高架木道を案内してくれるそうです。
私たちはいちどウトロへ戻り、海鮮丼を食べて腹ごしらいをしてから、知床五湖の高架木道へ自分たちで行くことにしました。私たちは解散しましたが、代替コースを案内してもらう方々もいらっしゃいましたので、時間に余裕がある方はそういう楽しみ方もあるかもしれませんね。aaa

私たちは、運が悪かったわけではない!?

熊の出没によりツアーは中止になったものの、ウトロへ戻る際に熊さんが道路に登場したんです!熊さんにより中止になったツアーですが、それは熊さんの生きている地域なのでしょうがないですが、思わぬタイミングでの熊さんからのプレゼント。中止になり若干不穏な空気が流れていたメンバーですが、熊さんの登場で一気に盛り返します。道端にをあるいていたアリの行列を食べたかったみたいで、クルマが近づいても気にするそぶりもなくアリに夢中。そんなに美味しいのかなぁあ。。。貴重な栄養源なんだろうけど、あの体の大きさに対してアリって。。。
ガイドさんがクルマを停めてくれて写真撮れますよということで、車内からパシャパシャ。ここで私の望遠レンズ登場。ですが、熊さんまでの距離があまりにも近すぎて、望遠レンズでは熊が収まりきらず。。。ざんねん。。。撮れて入るけれど、構図とか適当だし。。。
でもこのタイミングで熊に遭遇できたのは本当にラッキーでした。aaa

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください