雰囲気や匂いを感じながら。
寺院を訪れるたびに、ぐっとくるポイントがいくつかあります。壁、天井、柱、屋根など匠の妙みたいな部分にぐっときます。最近ぐっときたのは中尊寺の壁です。白壁に窓、木と質感が自分的にぐっとくるバランスで配置されています。
「間」というものがありますが、日本の建造物とくに寺院の天井をはじめとして、この「間」の取り方が絶妙ですよね。京都の寺院も素晴らしいし、城下町にある古民家などもなかなかの天井を持っているところがあります。そして、飾り窓の彫刻の繊細さや光の入れ方ひとつひとつが素晴らしいです。
こんなぐっとくるところを撮っていきたいと思います。写真は撮るけれど、自分の眼でそのばの空気感、雰囲気や匂いを感じながらじっくりと観るのも大切にしたいですね。