スペインアンダルシア〜鉄道の旅〜

ヨーロッパで長距離列車の旅をしてみたいと思っていましたがなかなか機会に恵まれず今回の旅でやっと実現できした。路線や予約方法など初めはわからないことだらけで調べまくったので、いつかの誰かのためにスペインを列車で旅する方法を書こうと思います。

マドリッドからアンダルシア地方までの列車

このアンダルシア地方への旅は年末〜年始にかけての旅行なので、列車って動いているのだろうか?調べごとはまずそこからはじまりました。今回の旅ではマドリッド、グラナダ、コルドバ、セビリアの4つの都市に滞在しました。その移動方法に鉄道を選んだのですが、理想通りのスケジュールで過ごせるのかを調べるためにいくつかの方法を使いました。この他にバスや飛行機での移動もできるのですが、スペインの美しい景色を楽しみながら移動できるというというのが鉄道を選択した理由のひとつです。

スペインの国営鉄道と日本からの予約方法

スペインにはRenfe(レンフェ)という国営鉄道があります。スペインの主要都市へ接続されているのでとても便利な鉄道です。今回はマドリッドからグラナダまでが最初の移動になるため、まずはグラナダまでのアクセスを調べました。グラナダまではRenfe AVEという長距離列車での移動になりそうです。国営なので安心感はありますが、マドリッド⇆グラナダの路線が2019年に開通したという記事もあれば、工事の遅延で完成していないというまったく逆の記事も見かけたので少し不安に思っていました。どの情報を信じて良いか難しいのですが、時刻表などを調べ見るしかありませんでした。

Omioというサイトとアプリ

まずRenfeのWebサイトで情報を集めますが操作性がなんとなく心もとない。そんなときに便利だったのがOmioというサービスでした。OMIOはWebサイトとアプリで鉄道、バス、飛行機の検索や予約ができるサービスですが、検索すれば時刻も明確にわかるため感覚を掴むまではこのサービスでいろいろなパターンを試していました。サイトやアプリは日本語表示が可能なのと比較的使いやすくサクサク動くのでとても助かります。鉄道、バス、飛行機を一気に検索できるのはすごくありがたい機能です。

列車をオンライン予約する

数日間の移動と詳細スケジュールが見いだせてきたので、いよいよOmioで購入しようとしたら決済がうまくいきません。。。ここまで来て決済引っかかる絶望感。クレジットカードが原因でしょうか…わかりませんが時刻と乗るべき列車はOmioのおかげで割り出せたのでRenfeの公式Webサイトから予約しました。予約を変更することもあり得るためメールアドレスを登録してマイアカウントでの購入です。Renfeのサイトは日本語サイトがあるのですが、ここでも決済で弾かれたので、スペイン語での購入を試みたところ問題なく予約できました。決済は念の為クレジットカードではなくPaypalで行いました。エラーが出ると悲しいので、今回の旅で利用する列車のチケットはすべてRenfeの公式サイトで購入しました。

マドリッド→グラナダまでのアクセス方法

先程も記載しましたが鉄道情報は検索すると出てくるのですが、どれが正確な情報なのかわからないため、公式サイトでの情報を信じることにして工程を組んでいきました。マドリッドからRenfe AVEでグラナダまでは結局いけませんでした。年末ということが原因なのかたまたまの整備のための運休なのかは未だにわかりません。。と言いながら、数日後グラナダからコルドバへ移動する際のチケットは普通に購入できてきちんと乗車もできました…

マドリッドからマラガという港町まではRenfe AVEで行けそうなので、マラガからグラナダまでは高速バスで移動することにしました。AVE1本で乗換なしで行けるとすごく楽なのですが、バスで移動するのも少し試してみたい思いはあったので、ちょうどいい機会になりました。マラガはピカソが生まれ育った街で、地中海リゾートとして人気な観光地です。日本での知名度は低いと思いますがヨーロッパでの知名度はそれなりにあるようです。

マラガ→グラナダまでのバスを予約する

マラガからグラナダまではALSAというバス会社のバスに乗り1時間45分程で到着します。便によっては2時間ほどかかるモノもありましたが、私が選択したのはALSA Supraという普通のALSAバスより少しだけ良いバスです。バスでの移動は金額的にもリーズナブルなので快適そうなものを選択しました。Renfeでマラガを訪れる際の到着駅MALAGA MARIA ZAMBRANOとマラガのMalaga, Estación de Autobuses(バスステーション)は向かい側にある建物なので、移動も横断歩道を渡るだけで済みます。ALSAの公式Webサイトからチケット予約ができますが、出発場所が2箇所あるので時間優先で見ているとうっかり出発場所を見落としますのでご注意ください。2箇所というのは駅前のバスステーションと海岸近くのバスステーションがあるようでした。

Estación de Autobuses(エスタシオン・デ・アウトブセス)

マラガで荷物が預けられるロッカーについて

マラガからバスに乗るまで2時間40分ほど時間があったので、マラガ観光もしましたが大きな荷物を預けられる場所は少ないため記載しておきます。MALAGA MARIA ZAMBRANO駅とMalaga, Estación de Autobuses(バスステーション)にそれぞれコインロッカーがあります。私達はまず鉄道駅の地下にある荷物預かり場へ向かう予定でしたが、途中にあったInformationで聞いたところおそらく満杯で預かれないためバスステーションに行った方がいいという案内を受けました。

やばいあと一箇所しか荷物預けれる場所調べてない…という焦りからすこし早歩きでバスターミナルへ向かいます。バスターミナルエリアに入り、バスに乗り場付近にロッカーがいくつかありました。ここも数があまり多くはないので運任せになりますが、私達は偶然にもロッカーから荷物を取り出す老夫婦に遭遇したので高い位置にある荷降ろしを手伝ったら、急いでここ使いなさい!と笑顔で譲ってくれました。ここのロッカーは競争率が激しそうなのでラッキーでした。ロッカーを使用するにはロッカー用のコインを購入する必要があるため建物内でコインを購入しましょう。

Renfe AVEには1等席と2等席がある。

予約するときに選択が必要になるのは、どの列車に乗るのかと1等席or2等席の選択です。実際乗ってみた感想としては断然1等席がおすすめでうす。座席の広さとシートの違い、飲み物の提供が異なる点でした。日本の新幹線でいうところのグリーン席ですね。価格は距離によって異なりそうです。

写真は2名用テーブル席

マドリッドからマラガまでは1等席を予約していたのですが、列車に乗ってみてびっくり。1車両あたりの席数が少ないことと、テーブル席があり、私達は4名で旅していましたので自動的なのかお気遣いなのかテーブル席になっていました。予約時は詳細な席予約まではなかったので自動配置なのかもしれません。

テーブル席、幅が広めのレザーシート、そして大きな窓から景色を見ながら旅ができるのは理想的な鉄道の旅でした。発射してしばらくすると車掌さんが挨拶に来ますがチケットチェックは特になく笑顔で挨拶されたのみでした。1等席列車は乗る前の入口にドアマンがいるためそこでチェック済みということでしょうか。そしてしばらくするとドリンクとおつまみのていきょうがされます。私はビールをいただきましたが小さな瓶のワインも選択できます。お酒の選択ができるのはとても嬉しいサービスですね。

Renfe AVE の食堂車両も楽しみのひとつ!

旅に出たら体験できることは積極的に体験しようというマインドですが、次なるターゲットは食堂車両!長距離列車なので2時間半以上乗リますので1等席を満喫しながら座るのに退屈してきたら食堂車へ移動しました。食堂車は1車両まるまる使った広々空間で、スタンディングテーブルと販売提供ブースがある感じでした。提供される食事はスナック菓子やアイスクリーム、サンドイッチなどの軽食という感じでしたが、とてもいい気分転換になります。泣き止まないかちゃんを連れてこの車両へ対比してきたパパもいて確かにこういう場所があるとパパも助かりますよね。

お腹はあまり空いていませんでしたがホットサンドを注文しました。流れる景色を見ながらホットサンドを頬張り、こなれた感じで過ごす非日常も悪くはありません!

Renfe AVE まめ知識備忘録

  • 列車に乗る時間帯によっては改札前で行列になりますので早めの行動を!
  • とはいえ早すぎても入れてくれないという衝撃
  • ネット予約の場合は、予約時のPDFを印刷しておいてください
  • 券売機でQRコードを認識させるとチケットが発見されます
  • 大きなスーツケースを持ち込む場合は置き場が限られるため早いものがち!
  • スーツケースには自転車の鍵のようなコード式の鍵をつけると盗まれにくい
  • 鉄道駅の荷物預け場所はセキュリティチェックがあります
  • 列車の窓はちょっと汚いw

準備さえ整っていればとても鉄道の旅は快適でした!時間い余裕がある旅程のかたはぜひ鉄道の旅を検討してみてください。きっと世界の車窓からのリアル版を目の前で体験できます!

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