きらきら粉雪、シロの旅。
雪景色を撮りたくて旅に出て、夕方にひとりでカメラを構えているのは怪しいかもしれませんが自分的には好きな時間です。都会では味わうことができない一面の雪景色に見とれる旅。こういう雰囲気と気温は心が落ち着きます。寒いし周りに誰もいないからなのか、写真を撮るのにすごく集中できて普段なら見落とすような小さな変化や自然を感じ取ることができます。スキー場のリフトに乗っている時間もそれに似ているかもしれません、リフトに乗っている間ひとりでぼーっと雪を眺めているときの感じ。時間の流れを忘れられるので、時間から解放されるのである意味ストレス発散になっているのかもしれませんね。
この日は横風が吹いたり止んだりを繰り返していました。クルマを走らせていると横風にまった粉雪が夕日に照らされキラキラと輝く瞬間があって、クルマを停めてカメラを構えると風は止み、キラキラ舞う粉雪を撮ることができないという神様のいたずらのような自然との戯れ。キラキラした瞬間を撮る為にクルマから降りて風待ち。寒いですが日差しを浴びている白い大地がとても綺麗でした。
この周りには私しかいなかったので、風の音とともに粉雪が地面を流れてくる音も聞こえます。喫茶店とかにあるスティックのグラニュー糖をコーヒーへ入れる時の音に似ています。
冬の日の入りは早いですね、お昼ご飯を食べてからまだそんなに時間が経っていない気もしますが、あたりはもう夕方の日差しです。黄色く染まる白銀の世界がとても綺麗です。静かな森の風景、穏やかな森の風景、厳しい森の風景、短い時間でもたくさんの表情が見れた楽しい写真時間でした。
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